125-otohimeのブログ

音楽大好き・自然大好き・暮らし方のチョットした工夫あれこれ等等

プチ・ハッピー☆*: .。. .。.:*☆金子みすゞさん

ヒメカイドウ


我が家の前の遊歩道を南へ

何処までも何処までも歩いていくと

阪急電車が見えてきます。

その手前の川沿いに秋の陽に照らされた可愛い実を発見!

林檎の実の底・・が平になっていて、珍しい~~


小さい頃、庭の姫リンゴの木に登り小さなリンゴを良く食べて・・・

母に「女ターザン」と呼ばれるほど木登りが上手でした。


金子みすゞさんを知ったのは、何十年前になるでしょう~~

朝日新聞の「天声人語」に載ったのが切っ掛けだったかな?


あちこちで作品などの紹介をする催しがあり

仙崎での生い立ちや悲しみ極まる一生などに涙しました。

みすゞさんの詩は深い魂の所まで届きます。

そして、う~ん・・・と胸打たれます。


女声合唱組曲でも取り上げられて、

「大漁」「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」「明るい方へ」

「星とたんぽぽ」「木」まだまだ沢山歌いましたね。


其の中で「木」も好きでした。


お花がちって 実がうれて、

その実が落ちて 葉が落ちて、

それから芽が出て 花が咲く。


そうして何べん まわったら、

この木はご用が すむかしら。


まだ、元気があった若い頃は、

洗濯して干して畳んでタンスに入れて・・

ご飯作って食器を洗ってかたづけて・・

そうして何度も繰り返す・・・

私のご用はいつすむかしら‥等とこっそり思っていました。


この年になって、やっと、日常の繰り返しが嬉しい・・と

思えるようになった!(遅い!と突っ込みが入りますね・・)


この詩は単純な描写のようですが

生物の最高に進化した姿を歌っているように思えてなりません。


宇宙の運行に逆らわずに、淡々と生を全うする植物。


深い悲しみ、苦悩をお持ちであろう方のブログから、

「いつもと変わらない生活をしたいから」と

それらに静かに立ち向かい、日常に戻る・・・。


自分を失っていない素晴らしい生き方だな~と感動しました。

そっと声援を送らせて頂きます(応援していますよ~)